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名前:佐藤食塩
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追いかけられるように老いて行き
気付けばいつの間にか死の淵に。
そっと泣いてみれば
誰かが肩をたたいてくれるような気がして。
もう二度とあのぬくもりはこの手に戻らない。
たとえ今更むせび泣いたところで
もう気にかけてくれるものはいない。
手放したのは自分なのに
いつまでも忘れられずにいる。
過去形になりきらない思いを引きずったまま
こんなところまで来てしまった。
しわがれた手、血の気のない顔、それでも愛おしいと思った。
あの時確かに感じてしまった、
自分が失ってしまったものの大きさ、ひとりよがりの罪悪感。
認められなかった自分の、愚かさ。
今になって気付いてももう遅い。
残りわずかな人生に一体何を望めるだろうか。
死んでしまった人間につぐなう方法などない。
もう戻れない日々の重さが、この老体にのしかかる。